扶養控除の見直しについて
先日、16歳から18歳までの扶養控除の見直しについてのニュースがありましたので
扶養控除について、触れたいと思います。
児童手当のプラスは、扶養控除のマイナス
児童手当の支給は、現状、中学生までです。それを高校生まで伸ばすという検討案がありました。
一見、嬉しい話かと思います。
しかし、その代わり、「16歳から18歳までの扶養控除を見直す必要がある」という検討案もありました。
廃止か金額の縮小かはわかりませんが、つまりそういうことです。手当の分、調整をするということです。
タイトル通り、児童手当でプラスしても扶養控除がなくなれば、マイナスとなります。結果、プラマイゼロか
実質増税となるか、減税となるかは、その人の所得次第となります。
歴史をさかのぼれば、同様のことがあった。
歴史というのは、非常に重要です。
日本史、世界史だけではなく、税にも歴史があります。
歴史といっても、まだ浅い歴史ですが、実は、扶養控除は少し前(平成22年)までは、16歳未満でも対象でした。
しかしながら、児童手当の支給とともに、それは無くなりました。
また、高校の無償化にともない、所得控除の金額も下げられています(下記図参照)
ですので、結局今回の扶養控除の見直しも、このときと同じことをしているだけだと思います。
出典 財務省:https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/income/047a.htm
手当にするなら、月1万円とか、けちけちしていないで、せめて3万円くらい支給して(食費1000円×30日)
と思う次第です。あとは、少子化問題は、お金だけじゃないと思います。