世界各国の軽減税率について。

巷で話題になっている消費税の減税ですが、そもそも世界の軽減税率制度はどうなっているのかを紹介していきます。

軽減税率は世界では当たり前

軽減税率とは、食品を中心とした一般税率より低い税率を指します。

日本の標準税率は10%ですが、軽減税率は8%です。

では、世界各国を見た場合、どうでしょうか。

標準税率と軽減税率が変わらない国

ハンガリー、デンマーク、ブルガリア、スペイン等は一般税率も軽減税率も同じです。

これらの国は税率が20%超と高い水準となっています。

標準税率と軽減税率の差が大きい国

クロアチアやポルトガル、ポーランド等の標準税率は20%超と高い水準ですが、軽減税率は8%以下と日本より低い水準です。

例えば、クロアチアは標準税率24%に対し、軽減税率は5%、ポルトガルとポーランドは標準税率が23%ですが、軽減税率は6%と5%です。

さらにイタリアは標準税率が22%に対し、軽減税率は4%となっています。

これらの国は標準税率と軽減税率の差が大きい国といえます。

そもそも食品に対する消費税が無い国

一般の消費税はあるけど、食品に対する消費税が無いという国もあります。

英国、メキシコ、カナダ、オーストラリア、韓国、台湾は食品に対する消費税はありません。

英国は一般税率20%ですので、差が大きいです。

韓国は一般税率10%と日本と同じですが、食品に対しては非課税なので、日本と大きく違う点といえます。

日本の消費税はどうなるのか

これは正直なところわかりません。

ただ、食料品に減税案が出ているように標準税率と軽減税率の差を広げることは可能だと思います。

例えば

一般の税率を15%にする代わりに軽減税率を5%以下にするなど、財政状況などを勘案して、慎重に決める必要があると思います。

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