スギ薬局が追徴課税を受けました。

愛知県に本社があるドラッグストアのスギ薬局が8.5億円の追徴課税を受けました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ba62c2dbf9eee8aab12698f83958649aee2bc879

本件について触れていきます。

追徴課税の原因は免税店

追徴課税の理由は免税店の要件を満たしていないのに、商品を免税で販売をしたからです。

その分、本来受け取って納付する必要があった消費税の追徴課税を受けたということになります。

免税店とは、よく耳にしますが、改めて説明いたします。

そもそも免税店とは何か?

免税店は、正しくは、「輸出物品販売場」といいます。

外国人旅行者などの非居住者に対して消費税を免税して販売する店です。

消費税は現地課税主義、つまり消費した国で課税をされるというのが一般論です。

つまり外国人旅行者の場合、消費するのは外国である可能性が高いため、日本の消費税を課すことは適切ではないこととなります。

したがって、一定の要件を満たせば、消費税を免税して販売することが可能です。

免税店の要件とは?

しかしながら、外国人旅行者に販売をするからといって、なんでも免税にできるわけではありません。

以下の要件を満たす必要があります。

・税務署長の許可を得ること

・非居住者への販売であること

・販売するものは免税対象物品であること

・書類を整備すること

税務署長の許可を得ることは、事前に承認が必要となります。

当然かもしれませんが、勝手に免税店を営むことはできないということです。

その他の要件については、次回説明をいたします。

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